10日付のDNAインフォによると、マンハッタン区にあるセントラルパークの管理委員会は、利用者にとって、公園の西側へのアクセスをより良くするため、改修工事を行うことを6日に決定したという。
約500万ドル(約5億1800万円)かけて行われる改修工事は、セントラルパークの86~90丁目間の西側の歩道のルートを整備し、回遊性を高めるというもの。工事を担当する同委員会のレーン・アドニジオ氏によると、このエリアは1980年代後半に最後の改修がされてからは、一度も補修工事などが行われておらず、最近は利用者の増加によって芝生などが傷んでいるために砂ぼこりが舞い上がることも多くなり、改修が必要だと判断したという。
工事は1年ほどかかるとみられており、早くて今年末に開始される。工事終了後は傾斜が現在に比べて緩やかになるほか、歩道には手すりが設置され、ベンチも追加される。さらに、歩道の周りは草花で彩られる予定だ。
アドニジオ氏は、「障がい者も含めた全ての人がより利用しやすくなる公園を目指し、出入り口付近からの“道筋”を作ることが最終目的」と話している。