12日付のメトロ・ニューヨークによると、昨今のニューヨーク市内の不動産市場に変化が見られるという。
不動産会社、プロパティー・シャークが11日に発表した市内の不動産価格ランキングトップ50の結果、今年7~9月間で住宅販売価格が最も高いエリアは、マンハッタン区トライベッカで、次にソーホーが続くことが分かった。この2つのエリアは、前年に比べ20%上昇しているが、3位の同区ノーホーは前年に比べ46%下落している。
アウターボローの一部で価格上昇が目立つエリアもランクインし、4位のブルックリン区ダンボは1年で54%上昇したほか、11位のクイーンズ区フォレストヒルズガーデンは、マンハッタン区一部エリアの上昇率を上回る結果となった。また、ルーズベルト島は24位ながら、昨年より128%も上昇しているという。
この結果を受け、ある不動産関係者は「マンハッタンの地価高騰を受け多くの人がアウターボローに引っ越し、それらの地域の不動産価値がすっかり上がった」と述べ、「既にブルックリンはマンハッタンに匹敵しており、クイーンズが新たなブルックリン、ブロンクスが新たなクイーンズとなりつつある」と分析した。