12日付のDNAインフォによると、マンハッタン区のジェイコブ・ジャビッツ・センターでは、4匹のネコがネズミを退治し、活躍中だという。
同センターでは2年ほど前から、荷物の搬出口を中心にネズミが出るとの苦情が相次いでいた。当初は専門の駆除業者を雇っていたが、コストがかさみ、同センター持続可能性部門マネージャーのレベッカ・マーシャル氏は、「駆除剤は環境に良くない」と常々話していた。解決策を模索していた同センターは、ニューヨーク市が野良ネコを捕まえ、不妊手術や予防接種を施した後、元の場所に戻すというプログラムを実施していることを耳にして、“猫の手”を借りることにした。
同プログラムから送られてきたのは、建設現場などで捕まえた野良ネコたち。ケージに入れてスタッフが順番に餌をやり飼いならすと、そのうちケージから出しても居つくようになったという。こうしてセンター内で放し飼いにした結果、ネズミに対する苦情は減って効果は上々だ。
2014年春に開始したこのネズミ対策に、これまで10匹のネコが貢献した。現在はシルベスター、アルフレーダ、ママ・キャット、ジンジャーの4匹が在籍。ネズミ駆除に活躍する日々を送っている。