11日付のCBSニューヨークによると、ニューヨーク市警察(NYPD)は同日、マンハッタン区のセントラルパークで過去1カ月間に窃盗事件が相次いで発生したことを受け、公園内でのパトロール強化を発表した。
NYPDは、「今年に入って同公園内での犯罪発生率は17%減少していたが、先月これが大幅に増加に転じた。24時間体制でさらに多くの警官を派遣する」と述べた。
同公園では、10日午前12時ごろ、シティバイクでイースト・ドライブの95丁目近くを走行していた47歳の男性が、10代のグループに暴行を受けてアイフォーンを奪われ、また、7日にも男性が、8人の男に後頭部を殴られてアイフォーンを奪われる事件が起きていた。同公園では、過去3週間半の間に、携帯電話が盗まれる事件が5件報告されている。
同日午後9時半ごろには、イースト・ドライブの107丁目近くをジョギング中の28歳の女性が何者かにアイフォーンを奪われて暴行を受けるという事件も発生した。
同公園で過去28日間に起きた強盗事件の発生件数は、昨年同時期から5倍に増加した。NYPDのジェームス・オニール本部長は「夜間のジョギングは1人でしないよう」、呼び掛けた。