9日、ニュージャージー州イングルウッドクリフスのニューヨーク育英学園で、グローバル・ティーチャー賞のトップ10に選ばれた髙橋一也教諭による体験授業が行われた。
「教育界のノーベル賞」ともいわれる同賞に日本人で初めて選ばれた髙橋教諭は、グローバル人材育成など教室や学校の枠を飛び越え、生徒が活躍できるステージづくりに奔走。現在は、工学院大学附属中学校・高等学校で教鞭を執っている。
ニューヨークエリアで初となる髙橋教諭の授業を体験しようと、多くの小・中学生が参加し、親子連れの姿も多くみられた。授業では、これからの時代を担う子どもたちにとって重要な「クリエイティビティ」を養うための指導として、レゴを使ったユニークな授業を展開し、生徒らの興味を集めた。答えの正確性はもちろんだが、そこに至るまでの考える過程を重視した指導法で、日本の教育の改善点なども訴えかけた。
体験授業の後には、工学院大学附属中学校・高等学校の説明会も行われ、盛況のうちに終了した。