12日付のニューヨーク・ポストによると、ニューヨーク市議会のメリッサ・マーク=ビベリト議長(47)は同日、自身のツイッターで幼少期に性的虐待を受けていたことを告白した。
同議長は、「米大統領選共和党候補のドナルド・トランプ氏による女性蔑視と性的暴力が、忘れようとしていた過去の傷口を開いた」とツイートし、これをきっかけに自身が過去に受けた性的虐待について打ち明けることにしたという。また、「5人に1人が児童性的虐待の被害者だというが、私もそのうちの1人。私は力を与えられ、強くなった」とも述べている。
これを読んだビル・デ・ブラシオ市長室のアンドレア・ヘイゲルガン主席報道官が、「女性と少女たちのために立ち上がってくれて感謝する」と返信するなど、一部の人々から同議長への称賛や共感の声が挙がった。
同議長は過去に、4月を児童虐待防止月間とする運動に積極的に参加しており、また、今年の同月に行われた性的暴行への関心を高めるイベント「デニム・デーNYC」では、「社会は性的暴力の被害を無視して恥じ、責めるという失敗を何度も繰り返してきた。われわれには性的暴力に目を向ける責任がある」と語っていた。