13日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市内のエリート校、ブロンクス・サイエンス高校で問題となっている「ファイト・クラブ」に関し、このほど校長が謝罪した。
ファイト・クラブとは、男子生徒が素手の殴り合いをする集まり。2年ほど前から始まり、その様子を撮影した映像はフェイスブックに投稿され、同紙の記事を発端に大問題となった。また、同クラブに関与した生徒が同紙の記者を脅迫したという。
自身も同校の出身だという、2013年9月から校長を務める
ジェーン・ドナヒュー氏は一連の騒動について、「私が個人的に調査して責任を追求する」と述べた。また校長は、保護者や関係者に宛てた手紙の中で、この件は既に市警察(NYPD)に連絡済みとしている。
今年6月、いじめを受けたことが原因で同校から転校した生徒の母親は、このクラブの存在を学校に報告したが、その後学校は何の措置も講じておらず、クラブの活動は先週まで続いていた。
市教育局のカルメン・ファリーニャ局長は、「生徒の安全確保が第一であることを考えると、この問題は重大。調査を進め、適切な処分を行う」と述べている。校長も調査を受け、既に懲罰を科せられた生徒もいるという。