13日付のNBCニューヨークによると、ニューヨーク市の市政監督官レティシア・ジェームス氏は同日朝、マンハッタン区で開かれた住宅賃借人の権利を支援する集会で、毎年恒例の「最も悪質な家主警戒リスト」を公開した。
これは市建築局(DOB)と市住宅保存開発局(HPD)から集めた記録に基づき、最も多くの違反があった家主100人の名前をリストアップしたもので、家主リストとは別に、各区の20棟の最悪なアパートビルの情報も記載されている。
評判の悪いビルはブルックリンとマンハッタン区に多いという。ワースト家主の上位3人はハリー・D・シルバースタイン氏、アラン・ゴールドマン氏、エフスタシオス・バリオティス氏で、いずれもブロンクス、ブルックリン、マンハッタン、クイーンズ区に複数のアパートビルを所有する。シルバースタイン氏は、市内8つのビルの575室でHPDの違反を2032回とDOBの違反を50回繰り返していた。バリオティス氏は、既に大部分の違反を改善したというが、HPDが認定するまで記録に反映されないという。
ジェームス氏は、リストは悪質な家主への警告で、これらのテナントの生活環境は改善されるべきだと述べた。