18日付のＡＢＣニューヨークによると、クイーンズ区ロングアイランドシティにある倉庫の冷凍庫の中から17日、ネコの死骸が大量に発見されたという。
ニューヨーク市警察（ＮＹＰＤ）によると、ネコの死骸は、この倉庫内の冷凍庫２台からそれぞれ発見され、少なくとも40匹が積み重ねられた状態だったという。倉庫は、２年ほど前に60代の女性が賃貸契約を結んでいたが、今年７月から支払いがされていなかった。そのため、倉庫の管理会社は契約を解除し、オークションが開催されて新たな借り手が倉庫を150ドル（約１万５千円）で競り落としたところだった。この落札者が、17日に倉庫の状態を確認しに行った際に、惨劇を発見して事件が明らかになった。
ＮＹＰＤは取材に、「死骸はあまりにもひどい状態で、現場には悪臭が漂っていた」と述べた。１匹は皮の剥がれた状態で、アルミのトレーに乗せられていたという。ネコの正確な数は確認されていない。
現在、米国動物虐待防止協会（ＡＳＰＣＡ）らが死因を追究するために奔走しているが、凍っていては解剖できないため、解剖や特定には時間がかかるとしている。ＮＹＰＤはこの結果によって、事件性を判断するという。
Travis Wise
