17日付のDNAインフォによると、ハドソン川の下を通るマンハッタン区とニュージャージー州を結ぶトンネル工事の手続きが、予定より早く進められることが分かった。ニューヨーク州議会のチャールズ・シューマー上院議員らが発表した声明文で、明らかになった。
アムトラックは、工事開始前の審査手続きに2~4年を要すると発表していたが、米運輸省は同計画を最優先扱いすることを決定したため、審査手続きが2年に短縮されるという。これにより、工事開始が2019年に、また早ければ完成は24年になる見通し。
ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)のパット・フォイエ事務局長らは今年5月、環境調査や認可手続きが長引けば、費用が数十億ドルかさむ恐れがあると警告していた。
同計画は、240億ドル(約2兆5千億円)をかけて、マンハッタン区のペンシルベニア駅とニュージャージー州を結ぶ2本の列車用トンネルの新設や、同駅のプラットフォーム増設工事などを行うゲートウェー計画の一環として行われる。
ニュージャージー・トランジットは以前に同様の計画を進めていたが、クリス・クリスティー知事が予算不足として中止したため、翌年にこれが発表されていた。