17日付のメトロ・ニューヨークによると、人権団体ヒューマン・ライツ・キャンペーン(HRC)は同日、全米地方自治体のLGBTQコミュニティーに対する寛容度や包括性を示す「地方自治体平等指数」を発表し、ニューヨーク市が、調査開始から5年連続で100点満点を獲得したことが分かった。
指数は、LGBTQコミュニティ-を保護する法律や、差別を禁じる政策の有無、全ての住民が市のサービスや公共施設を公平に利用できるか、などの項目において、全米506の都市を点数制で評価したもの。同市は5つのカテゴリー全てで満点と評価されたことに加え、LGBTQと公表した人が行政で管理職に就いている点が評価されて、16点のボーナス点も獲得した。
この結果を受け、市の男女平等共同参画委員会の委員長も務めるシャーレーン・マックレイ市長夫人は、「同市は、LGBTQの権利運動発祥の地。市のこれまでの努力と歩みが評価されたことを誇りに思う」と述べた。
HRCによれば、同調査で満点を取った地方自治体の数は、2012年には11都市だったが、15年には47都市となり、今年には60都市に増えたという