18日付のエーエム・ニューヨークによると、動物保護団体PETAが、線路に迷い込んだネコのために、運行を一時停止し救出活動を行ったニューヨーク州都市交通局(MTA)の功績をたたえ、表彰したことが分かった。
2日、マンハッタン区のタイムズスクエア駅の線路内にネコが侵入しているのを乗客が発見。MTAは、すぐに電車の運転を停止し、ネコの救出に当たった。また、9日にも5番街付近の線路に迷い込んだネコを救出するため、7番線の運行を1時間ほど停止した。これら2件を受けてPETAは、「ネコたちの命を救ってくれたMTAに大変感謝する」というメッセージとともに、MTAに表彰状とクッキーを贈ったという。
MTAの広報担当は、「線路内に動物が誤って侵入した場合、われわれはできるだけ救出するよう心掛けている」とし、これからも動物が線路内で発見された場合は、地下鉄の運行を停止してでも命を優先すると話した。
これまでも、MTAは何度も動物たちの命を救ってきた。9月にもネコが1匹救出されているほか、2013年にもネコの救出作業のために、BとQ線が約2時間運行停止になったことがある。