“日本一”の酒を米国でPR 日本一のふくしまの酒商談会

 19日、マンハッタン区のウォルドーフ・アストリア・ニューヨークで福島県の酒PRイベント「日本一のふくしまの酒商談会」が開かれた。酒造業界においては3.11東日本大震災による設備の損傷、風評による販売不振など厳しい逆風の中、100年を超える歴史と権威のある全国新酒鑑評会において金賞受賞数4年連続日本一の偉業を達成した福島県酒造業界。日本一の福島の酒の魅力を、米国の人々にも知ってもらおうと企画された。
 8つの酒造会社が参加。各蔵が自慢の銘柄を振る舞い、その特徴や製造方法などを紹介した。福島名物の桃の甘露煮、ニシンの山椒付け、イカニンジンと、酒に合うつまみも用意されたほか、同区イーストビレッジのバー、Angel’s Shareのバーテンダーが、末廣酒造株式会社の伝承山廃純米酒「末廣」とパルメザンチーズを使ったカクテルを提供し、好評を博した。
 どの蔵元も米国市場への進出または販売拡大に向けて、飲み方のアレンジや食べ物とのペアリングを提案するなど、趣向を凝らしながら地元の酒の魅力を伝えた。

イベントの様子(photo: Daily Sun)

イベントの様子(photo: Daily Sun)