27日付のメトロ・ニューヨークによると、ニューヨーク市警察(NYPD)のジェームス・オニール本部長は28日、ニューヨーク州内で起きた犯罪に使用され、押収した銃を廃棄処分とすることを発表した。
全米ライフル協会(NRA)は、NYPDが押収した銃をオークションで販売することを提案していたが、NYPDは、これらの銃が再度流通し、犯罪に使用されることを防ぐため、溶かしてリサイクルするという。
本部長はツイッターに、「これらの銃が誰かを傷つけることがないよう、二度と流通させない。被害者を出すかもしれない銃を、市で違法に所持する者がいれば見つけ出し、逮捕して服役させる」と、山積みにされた約2千丁の銃の写真とともに投稿した。
他州の警察には、押収された銃を再販売しているところもあり、NRAは、販売による収益を警官のための訓練や備品の購入に充てることができると提示しているが、NYPDは、収益よりも人命を優先すると主張している。
押収されたこれらの銃のうち、約1200丁が重度の犯罪に使用されたもので、約500丁が、銃撲滅のための買い戻しキャンペーンにより、市民から買い取られたものだという。