26日付のイーターによると、レストラン・グループ総帥でセレブシェフのデイビッド・チャン氏が、今年1月に開店した「モモフク・ニシ」に関し、失敗を認める発言をしたという。
このレストランは、マンハッタン区チェルシーにある韓国系のイタリアンレストラン。メディアからは、アメニティや値段において、ネガティブなレビューが続出していた。同レストランでは、チップ制を廃止して対応し、「究極のベジバーガー」をメニューに加えるなどして話題作りに努めていた。
チャン氏は、当初、こうした批判的なメディアに対し腹を立てて不満をぶちまけていた。ところが、最近になって、「誰でもつまらないミスをする。私も例外でない」と発言。「やり直せるなら、もっと時間や費用をかけていいレストランをつくりたい」と、“敗北宣言”したという。
チャン氏は、「ヌードルバー」を成功させ、ニューヨークのラーメンブームに火を付けた“ラーメン王子”として知られる。「フク」「コウ」などのレストランを次々に開き、業界の寵児として名をはせていた。同氏は、現在サウスストリート・シーポートに大型の店舗を準備中で、2018年までのオープンを目指している。