雪対策、冬に間に合うか NYCのバイクレーン

 10月28日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市保健衛生局(DOH)のキャサリン・ガルシア局長は同日、市議会公聴会で答弁に立ち、「バイクレーンの除雪については、市の重機や人員数が大幅に増えない限り、今冬での状況改善は見込めない」と述べた。
 昨年は、スノーストーム・ジョナスの襲来後、多くのバイクレーンで除雪が進まず、実質的には雪が解けるのを待つしか、利用を再開できない問題が起きていた。このため、今年は何らかの対策を事前に立てているかとの質問が議会で提示されたが、同局長は先のように答え、さらにバイクレーン除雪の難しさについて説明した。
 市での除雪の優先順位はまずは一般道路にあり、バイクレーンや歩道橋、バス停、横断歩道は二の次であるため、大雪の場合は特に時間がかかる。また、バイクレーンの場合は、四輪駆動車で隅々まで除雪する必要があるという。
 これに対し議員からは、「バイクレーンの整備を積極的に進めている立場上、市には除雪を適切に行う責任がある」との声が上がり、必要な重機や人員を市がそろえる方向で査定や立案の必要があるとして、これに向けた条例制定を含む話し合いがもたれることになった。

Jim.henderson

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