2日付のエーエム・ニューヨークによると、ハリケーン・サンディで被害を受けたカナージートンネルの修復工事のため、ニューヨーク州都市交通局(MTA)のL線が2019年から運行停止することを受け、非営利団体トランスポーテーション・オルタナティブは、ブルックリン区ウイリアムズバーグのグランド・ストリートの一部を一般車両通行禁止とし、バス専用レーンとすることを提案しているという。
同案は、グランド・ストリートのメトロポリタン・アベニューからボリンケン・プレイスまでの1.5マイル(約2.4キロメートル)から一般車両を排除し、L線の代わりに通勤、通学者を運ぶ大型バスを走らせるほか、自転車専用レーンを設けるというもの。現在、この道を1時間に通行するのは1~1万3千人。一般車両を排除しバスを運行させれば、1時間に3万3千人が利用でき、計算上、L線でマンハッタンとブルックリン区を行き来する1日の地下鉄利用者、22万5千人に相当するという。計画を実現させるには、市運輸局とMTAとの連携が必須だ。
マンハッタン区では、14丁目から一般車両を排除してバス専用道路とする案が、複数の交通支援団体から支持されている。