10日付のDNAインフォによると、無料Wi-Fiホットスポット「リンクNYC」が9日、ブルックリン区で初めて、同区ベッドフォード・スタイブサントにデビューした。
同サービスは、高速インターネットに無料でアクセスできるほか、市の総合窓口311や緊急電話番号911への発信、USBケーブルによるスマートフォンなどの端末の充電ができるもの。このほど導入された2台は、フルトン通りに設置されたという。同地域には、これから20台ほどのキオスクが設置される予定で、今後はフルトン通りのほか、リビングストン通りにも拡張していく計画。マンハッタンやブロンクス、クイーンズに続き、いよいよブルックリン区でも利用ができるようになる。
リンクNYCは、2015年に登場してから今年10月の時点で利用者が57万6千人を超え、市民や観光客に活用されている。一方、キオスクのスクリーンでウェブサイトを閲覧できるサービスもあったが、ポルノを視聴する利用者やキオスクを何時間も占領する人が増え、苦情が殺到していた。
それに対し、運営側は、7日に行われた同区の地域委員会の会議で、今年9月にこの機能およびサービスを撤去したことを説明した。