精神病のホームレスがまた 地下鉄駅で見知らぬ者襲う

 10日付のCBSニューヨークによると、マンハッタン区ローワーイーストサイドの地下鉄駅構内で9日、9歳の少女とその母親が、見知らぬ女に襲われる事件が起きた。
 アヤナラ・リベラさんは同日朝、娘とほか20人の子どもたちを連れて遠足に行く途中、デランシー通り/エセックス通り駅の改札口を入ったところ、ラトリス・ジャスパー被告(34)が近付き、理由もなく娘を叩いたために口論となって被告に頭を殴られたという。通報後、ニューヨーク市警察(NYPD)の警官が駆け付けるまでの間、通りがかった通行人が被告を取り押さえた。NYPDによると、被告には、麻薬、売春、暴行などの罪でこれまでに32回の逮捕歴と躁うつ病などの病歴があった。被告は、未成年者を危険にさらした罪などで起訴されている。
 被告は、同区のタイムズスクエア駅で7日、プラットホームで電車を待っていた面識のないコニー・ワットンさんを線路に突き落とし殺害した、メラニー・リバプール被告と同じホームレスシェルターで暮らしていた。リバプール被告も、精神病を患っていたことが分かっている。
 リベラさんの娘は、以降、地下鉄に乗ることを怖がっているという。

dsun_proof%ef%bc%882016-11-14-5-15-47-pm%ef%bc%89