10日付のエーエム・ニューヨークによると、ニューヨーク市は同日、ロッカウェー・シャトルバスのルートの延長計画を発表した。これにより、来年就航する高速フェリーへの連絡が格段に改善されるという。
シャトルバスには東回りと西回りの2路線があり、計画では東はビーチ35丁目、西はビーチ169丁目までそれぞれ6つのバス停を新設して、人口密度の高い地域をカバーする。ビーチ・カナル・ドライブとビーチ108丁目には専用駐車場も新たに設ける予定だ。
シャトルバスは、来年就航するロッカウェーの高速フェリー乗り場まで約25分で到着し、無料で利用できる。マンハッタン区の金融街につながる高速フェリーの料金は、地下鉄と同じ2.75ドル。市経済開発公社のマリア・トレス=スプリンガー代表は、「これにより、ロッカウェー半島の住民にも、より良い仕事を選ぶ選択肢が広がる」と期待を寄せる。
ファーロッカウェーのドノバン・リチャーズ市議会議員も、「ビーチ65丁目以東の住民にとっては、フェリー使用は考えられなかった。この延長により、地下鉄A線の混雑も解消され、半島住民の交通の便は著しく改善する」と述べている。