13日付のニューヨーク・ポストによると、過激派組織「イスラム国(IS)」が11日付のウェブマガジン「ルマイヤ」を通して、トラックを利用したテロを示唆する声明を発表し、24日にマンハッタン区内で行われるサンクスギビング・パレードを次なる標的としていることを明らかにした。
ISが発表した襲撃予告には、テロ計画の詳細が記載されている。「猛スピードで不信心者に突っ込み、体を粉々にすることができるトラックは大量殺人の凶器として効果的」とし、「自動車やトラックは日常生活の一部であるため、誰も警戒しない」と加え、1人もしくは少数で活動するいわゆる単独型のテロリストに向けて、攻撃を仕掛けるよう呼び掛けた。
また、今年7月にフランスのニースで起きたテロ事件についても触れた上で、サンクスギビング・パレードの写真を掲載し、「標的にふさわしい」という説明書きが添えられていた。
これに対し、米テロ対策機関は「ISは、単独のテロリストに頼らなければならないほど勢力が年々弱まってきているのは事実」と話す一方、「この単独型テロリストが脅威であることは変わりない」と警戒している。