行方不明が殺人事件に  被告の父はトランプ氏の友人

 16日付のニューヨーク・タイムズによると、コネチカット州スタンフォードのジョセフ・コミュナルさん(26)が行方不明になっていた事件で、コミュナルさんとみられる遺体がニュージャージー州で見つかったことから、殺人事件の捜査へと切り替えられた。
 ニューヨーク市警察(NYPD)によると、コミュナルさんは13日午前7時ごろ、マンハッタン区東59丁目の高級アパート「グランド・サットン」で目撃されたのを最後に消息を絶った。午前4時ごろ、前日夜に同区グリニッチビレッジで知り合った男女数人とアパートに入ったのが確認されている。家族が警察に通報し、捜索が開始された。
 アパートのごみシューターに投棄されたビニール袋などから大量の血痕が見つかり、複数のメディアによると、当局は17日、アパートの住人ジェームス・ロックオーバー(25)とニュージャージー州のローレンス・ディリオン(28)を起訴した。ロックオーバー被告は15日、無免許運転で事情聴取されていた。
 同被告の父親は、宝石店を営みドナルド・トランプ氏と親しく、同氏が妻のメラニアさんに贈った婚約指輪も同店で購入したものだという。