少年が顔面300針縫うけが  ギャング間の抗争で

 18日付のDNAインフォによると、12日にマンハッタン区アッパーウエストサイドでギャングの抗争が起き、14歳の少年が顔面を300針も縫う大けがを負ったことが分かった。
 同区西93丁目とコロンバス街の角付近で発生した抗争は、敵対する2つのギャングによるもので、被害者の少年はどちらかに所属していたとみられる。少年は、祖母の家を訪れると家族に言い残し家を出たが、実際には事前に計画されていた抗争に参加していた。少年は、敵対するグループから顔面をナイフで5回にわたり切り付けられ、縫合手術を受けたが、元の顔に戻すのは不可能なほどの重症だという。
 ニューヨーク市警察(NYPD)によると、20人ほどの10代とみられる少年たちが乱闘していたが、今回の抗争で、けがを負ったのはこの少年だけだという。彼らはソーシャルメディアを通して、抗争の日時や場所を決定しているようで、警察は、「ギャングらしき集団の不審な動きを見掛けた場合は、すぐに警察に通報するように」と市民に呼び掛けている。
 住民らによると、最近では同区97丁目や、107丁目にある中学校前などで、抗争がたびたび起きているという。

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