17日付のDNAインフォによると、ブルックリン区の女性がリサイクル紙を利用した折りたたみ式の自転車用ヘルメットを発明し、シティバイクへの正式な導入が検討されている。
5月にプラット・インスティチュートで工業デザイン修士号を取得したアイシス・シファーさん(28)は、シティバイクなどの自転車シェアサービス利用者が増える中、ほとんどの人がヘルメットを使用していないという問題を耳にし、持ち運びに便利で安価なヘルメットを作れないものかと考え、折りたたみ式のアイデアを思い付いたという。
厚手のリサイクル紙を蛇腹に加工したヘルメットは、開いて使うとプラスチック製にも劣らない強度を持つ。シファーさんは、「これで人々が安心してサイクリングを楽しめるはず」と語る。
既にロサンゼルス市のメーカーが生産を予定し、バイクステーションなどに自動販売機を設置して5ドル程度で販売する。無料で配布することも視野に入れ、シティバイクとは交渉中だという。
シファーさん自身もサイクリストで、このアイデアは同区プロスペクトパークを自転車で走行中にひらめいたという。発明は、今年度のジェームズ・ダイソン・アワードを受賞し、世界でも注目を集めている。