凶暴ピットブル犬が命拾い アンガーマネジメントが条件 

 18日付のDNAインフォによると、安楽死寸前のピットブルが、怒りを制御する「アンガーマネジメント」のトレーニングを受けることで、命拾いをすることになったという。
 7才のシーザーは今年5月、チワワを噛み殺し、その飼い主にも噛み傷を負わせた。また、2010年にはネコを、15年にはマルチーズを噛み殺したことも災いして、ニューヨーク市は安楽死の判決を下し、以降シーザーはシェルター暮らしを余儀なくされていた。
 スタテン島に住む飼い主、ダグラス・パナティエリさんは、公平な裁判を求めてマンハッタン区の最高裁に訴訟を起こしたが、9月に棄却された。しかし、納得のいかないパナティエリさんは市に喰らい付き、シーザーがアンガーマネジメントのトレーニングを1カ月受けた上、「まっとう」なことを証明する試験に合格した場合、安楽死を免れるという同意を得た。外出時には口輪をすること、飼い主も特別なクラスを受講することも条件だという。
 シーザーは、シェルターに入っている間に20ポンド(約9キログラム)も痩せ、最近、重度の肺炎を患い緊急手術を受けた。パナティエリさんの代理弁護士は、扱いに問題があったとして、市を訴える意向だ。

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