トランプVSハミルトン  ペンス氏への発言巡り騒動

 20日付のCNNニュースによると、ドナルド・トランプ次期米大統領とミュージカル「ハミルトン」のキャストとの間で、発言を巡り騒動が勃発している。
 18日の公演後、カーテンコールでキャストが壇上に立つ中、キャストの1人であるブランドン・ディクソン氏が、鑑賞に訪れていたマイク・ペンス次期副大統領に対し「米国の価値観を守って」とメッセージを読み上げたことを受け、翌日トランプ氏はツイッターに、「ハミルトンのキャストおよびプロデューサーへ。昨夜の無礼な行いについてペンス氏に直ちに謝罪せよ」と、怒りのメッセージを投稿した。これに対し、ディクソン氏は「謝る必要はない」と反論したため、トランプ氏のさらなる怒りを買った模様。お互いに一歩も引かない様子で騒動が収束する兆しはない。
 一方、当のペンス氏は20日のFOXニュースの取材に対し、「気分は害していない」と述べ、沈静化に努めている。
 過去にもトランプ氏は、自尊心が傷付けられるような発言をした相手を激しく攻撃している。最近は、側近から過激な発言を止められていたため“おとなしく”していたが、次期米大統領に選ばれた現在も、トランプ節は健在のようだ。

dsun_proof%ef%bc%882016-11-22-4-52-41-pm%ef%bc%89