27日付のエーエム・ニューヨークによると、サンクスギビングの連休に全米で昨年同時期
の300万人を上回る、1億5400万人が買い物をしたという調査結果が発表された。
調査を行った全米小売業協会のマシュー・シャイ会長は、「約9910万人が店舗で、また1億850万人がオンラインで買い物をした」と述べた。ただし、1人当たりの平均支出額は289ドル19セントと、昨年の299ドル60セントを下回った。これについて、会長は「今年は割引率が高かったため」と分析する。
また、買い物をした人の数が最も多かったのは、サンクスギビングデー翌日の「ブラックフライデー」。店舗での買い物客の75%が、また、オンラインでの買い物客の74%が、この日に購入した。「例年とは少し違った」と解説するのは、調査を担当した同協会のブライアン・フィールド氏。「今年はサンクスギビングデーを休みにした小売店があり、客が流れた」という。
アドビ・システムズ社によると、この週末、消費者がオンライン上で使った金額は約52億7千万ドル(約5970億円)。特に、ブラックフライデーは33億4千万ドルで昨年を21.6%も上回り、史上最高額を記録した。