看守とその妻に6発発砲 押し込み強盗の男、逃走

 27日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、クイーンズ区ジャマイカで同日、刑務所の看守とその妻が、押し込み強盗らしき男たちに銃で撃たれる事件が起きた。
 ニューヨーク市警察(NYPD)によると、同午後7時ごろ、マティアス・アベニューの166丁目近くに住むヘンリー・ライトさん(58)と妻のシャロン・フロイド=ライトさん(52)の自宅に2人の男が押し入り、ヘンリーさんの胴部に5発、またシャロンさんの左肩に1発、発砲したという。シャロンさんは応戦し、男のうちの1人の頭部をハンマーで殴ったと報告されている。
 ライト夫妻の長年の友人で、向かいに住む男性によると、駆け付けた救急隊員に運び出されたヘンリーさんは、身体がぴくりとも動かなかったという。2人は別々の救急車でジャマイカ病院に搬送され、ヘンリーさんは意識不明の重体。
 ヘンリーさんは、同区ロングアイランドシティにあるクイーンズ・ボロー刑務所に勤務している。事件現場の自宅へは、数年前にシャロンさんの父親が死亡したのち、2人で移り住んだ。
 容疑者の1人は、黒いフード付きのスエットシャツとジーンズを履いた20~30代の黒人の男とみられ、警察が行方を追っている。
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