ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長は28日、15〜17日にかけてスペインで開催された「スマートシティエキスポ世界会議」において、ニューヨークが「2016ベストスマートシティ」を受賞したと発表した。
この賞は、革新的な政策を推進し、都市の問題を解決するとともに市民に大きな利益をもたらした都市に与えられるもので、市はOneNYC計画の下、持続可能で柔軟性があり、かつ全ての市民に公平な都市を目指していることや、LinkNYCなどの政策が評価され、受賞につながった。
市長は発表に際し「誰もが平等であらゆる機会を享受できる都市を目指し、今後も努力する」と述べた。さらに同エキスポとパートナーシップを組み、来年3月に「スマートシティーズNYC2017」をブルックリン区のネイビーヤードで開催することを明らかにした。科学技術と都市生活のより良い関係をテーマに、スマートシティとして安全で快適な都市を目指すための国際会議や展示会が開かれる予定。
ニューヨークのほかに、エネルギーを効率良く利用できる都市設計が評価されたオーストリアのウィーンや、医療分野のデジタル化が進むケニアのナイロビも受賞した。