平山郁夫シルクロード美術館の平山美知子館長が訪問 ニューヨーク育英学園

 ニューヨーク育英学園全日制部門(ニュージャージー州イングルウッドクリフス)に11月1日、山梨県北杜市にある平山郁夫シルクロード美術館の平山美知子館長が訪問した。18年前には、夫である故・平山郁夫東京藝術大学学長とともに訪れたことがあり、これが2度目。
 体育室で8×48フィート(約2.4×14.6メートル)の大屏風を制作していた小学部の子どもたちに、平山館長は励ましの声を掛けるなど、終始にこやかだった。平山館長は、「これからも伸び伸びと絵を描いて、創造力を育んでいってほしい」と、学園の児童や職員へ激励の言葉を贈った。
 同時期、マンハッタン区のギャラリーで版画の作品展を開催中であった平山館長。90代ながらもそのエネルギッシュさに子どもたちは驚いた様子だった。同学園主催の今年の「自由の女神トリエンナーレコンクール」絵画部門で名誉審査委員長も務め、熱心に各国からの作品に目を通して、「元気があって素晴らしい。海外の子どもたちの感性はすごい」と感想を述べた。

平山館長(テーブル右から2番目)と子どもたち

平山館長(テーブル右から2番目)と子どもたち