8日付のエーエム・ニューヨークによると、首都未来センターが同日発表した最新の調査報告において、ニューヨーク市内で最も店舗数が多いチェーン店は「ダンキンドーナツ」であることが分かった。
市内5区にあるダンキンドーナツの店舗数は、合計で596。今年だけで24店舗が新たに誕生し、8年連続で店舗数1位となった。「サブウェイ」は、昨年より12店舗減で2位だった。
小売店業界の専門家、ジョナサン・ボウルズ氏は、「ダンキンドーナツの成長は著しい」としながらも、近年大型チェーンがアウターボローに多く出店する傾向にあるため、個人経営などの小売店が打撃を受けていると説明した。
この2年で最も多くの小売店が出店したのはブロンクス区で、成長率は4.2%。また、地域別では、スタテン島モールのあるハートランドビレッジだった。一方、市全体でみると、成長率1.2%とさほど高くなく、マンハッタン区に限っては、1%未満ながらもマイナスに傾いた。
少なくとも市内に2、市外に1店舗構える店を、チェーンと定義している。