7日付のCBSニューヨークによると、ヒラリー・クリントン前国務長官が児童売春組織を運営しているとのうわさ、「ピザゲート」を巡り、ブルックリン区ブッシュウィックにあるピザレストラン「ロベルタズ」にも被害が及んでいたことが分かった。
うわさの発端とされる捏造記事は、クリントン氏と選挙対策本部長を務めたジョン・ポデスタ氏が、ワシントンD.C.のピザレストラン「コメット・ピンポン」を拠点に児童売春組織を運営しているというもの。
ロベルタズは、ソーシャルメディア上で複数のユーザーに「同店はピザゲートと関係がある」と投稿されてから、従業員を脅迫する電話を何度か受けたという。内部告発サイトが公表した、クリントン氏がピザパーティーに出席したというEメールをきっかけに、尾ひれがついて捏造記事につながったとみられている。
コメット・ピンポンでは4日、ノースカロライナ州に住むエドガー・マディソン・ウェルチ容疑者(28)が、ライフル銃を発砲するという事件が起きていた。同容疑者は、「ピザゲート」のうわさが真実かどうかを自分の目で確かめるために調査に訪れ、取り調べに対し、組織の存在を裏付ける証拠は見つからなかったと供述している。