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8日付のゴッサミストによると、ニューヨーク市全域を取り囲む海面は1900年と比べて1フィート(約30センチメートル)上昇し、その原因である気候変動が加速しているため、今後15年足らずでさらに1フィート上昇するとの予測が明らかになった。非営利団体、リージョナル・プラン・アソシエーション(RPA)が報告した。
この報告によると、現在は海面上昇による洪水などの被害はみられないものの、海面が1フィート上昇することで、ジャマイカ湾やフラッシング湾、スタテン島の東沿岸地域は、今後大きな被害を被る可能性が高い。また、2100年までに海面はさらに3フィート上昇し、ラガーディア国際空港(LGA)の滑走路やターミナルは永久に浸水する地域に含まれるという。さらに、地下鉄やメトロノース鉄道(MNR)のノース・ハドソン線も所々で浸水し、運行に大きな障害が出るほか、ニューヨーク州東部のロングアイランドの住民約4万人が避難を余儀なくされる恐れがある。
RPAは、約100年後まで海面上昇の被害を研究、予測し、まずは海岸線の防波堤をより高くし、海岸沿いの不動産開発は避けるなど、想定される事態への対策も提案している。
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