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8日付のFOX5によると、ニューヨーカーの憩いの場、ダイナーがニューヨーク市内から消えつつあるという。
例えば、マンハッタン区のマレーヒルにある「オリオン・ダイナー」。客は食事だけでなく、“人”を求めてやって来る。従業員やほかの客と話し、リラックスした時間を過ごす。それが、地元に根付くダイナーの特色であり、醍醐味ともいえる。10年ほど前には、こうしたダイナーが市内に千軒近く存在したが、最新の市保健衛生局の調べでは、これが400軒以下にまで減っている。
飲食店関係者は、取材で「家賃が高くなり、もうやっていけない」と打ち明けた。10、20年前に結んだリース契約が切れた途端に家賃が跳ね上がり、採算が合わず、店を閉めることになるという。
特に同区では、この傾向が著しい。ここ数年で、グラマシーのリリック・ダイナー、コロンバスサークルのラ・パリジェンヌ、ヘルズキッチンのマーケット・ダイナーなどが姿を消した。
ブルックリンやクイーンズ区には、昔ながらのダイナーがいまだ残っているが、閉店も時間の問題と心配されている。オリオンのオーナーも、日々どうやって“食べていく”か、頭を悩ませている。
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