マンスプレッディングが深刻 なくならない地下鉄の迷惑行為

 8日付のPIX11によると、ニューヨーク市内の地下鉄では、混雑しているにもかかわらず足を広げて座る「マンスプレッディング」がいまだに深刻な問題であるという調査結果が同日発表された。
 地下鉄利用者5100人を対象にした、ハンターカレッジの学生による1カ月に及ぶ調査では、偏りが出ないよう、21路線で曜日や時間を分散させて観察した。その結果、座席に座っている男性の26%がマンスプレッディングを行っていた。また、開脚して左右の幅を占拠するだけでなく、その多くが足を投げ出した状態で座っていた。特に多かったのは30代の男性で、30%が行っていた。40代の男性が続いて多く、29%だった。
 地下鉄を運営するニューヨーク州都市交通局(MTA)では、2年前からマンスプレッディングをエチケット違反として、広告やポスターで自粛するようキャンペーンを展開してきた。しかし今回、その効果がみられない残念な結果となった。
 このほか、エチケット違反として目立っていたのが、立っている際にバックパックを背負っている乗客。ほかの乗客に当たっても気にせず、10代の若者に多く、通学中の13~19歳の学生70%にこの迷惑行為がみられたという。

Daily Sun

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