11日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、今年7月にマンハッタン区のセントラルパークで左足に大けがを負ったバージニア州の学生が、義足の費用を巡って保険会社と争っているという。
マイアミ大学に通うコナー・ゴールデンさん(19)は同月3日、公園の敷地内で爆発物の上に飛び降りて重傷を負い、左足の膝から下を切断する手術を受けた。ゴールデンさんは、義足により再び歩くことができるようになったが、義足の代金を含む医療費の支払いを、医療保険会社ユナイテッド・ヘルスケアが3カ月間、拒み続けているという。ゴールデンさんは、2万ドル(約230万円)以上を請求したが、同社が当初支払ったのは、わずか千ドル(約12万円)だった。
同社は、ゴールデンさんが治療を受けた医療機関が「ネットワーク外」だったため、調査に時間を要したと説明しており、のちに費用の9割の支払いに合意した。また、同社は先月、「常時使うわけでない」という理由で、ゴールデンさんの車椅子購入費用についても拒否していた。
ゴールデンさんは、クラウドファンディングを通じて医療費の寄付を募っており、目標の10万ドル(約1200万円)まであと2万ドルだという。