12日付のDNAインフォによると、配車サービスのウーバー(Uber)が、運転手と乗客によるみだらな行為の禁止を含む利用者向けのガイドラインをこのほど発表したという。
これまでウーバーには、運転手用のガイドラインは存在したが、利用者向けはこれが初となる。通常のサービスはもちろん、相乗りサービス「ウーバープール」を利用する際にも、乗り合わせたほかの客や運転手に対する不適切な言動を前面的に禁止する。新たなガイドラインでは、「ウーバーは車内でのいかなる性的行為も認めない」と強調し、これらの規則を破った者はウーバーを利用することができなくなるとしている。
そのほか、車内での嘔吐、差別的な発言やハラスメント行為、利用後に運転手に不必要な連絡を取ることも禁止される。「このような行為は許されるものではなく、迷惑な乗客がいた場合は適切に対処できるよう、今回のガイドライン作成に至った」と同社は述べている。
この数カ月間に、カリフォルニアをはじめとする各州でウーバーの運転手による性的暴行事件が発覚しているため、運転手および利用者のルールを明確化することで、これ以上の事件発生防止に努めたいものとみられる。