19日付のDNAインフォによると、マンハッタン区イーストビレッジにあるホームレスシェルターに、ソーラーパネルが設置される計画だという。
1983年にカトリック系非営利団体が設立した東6丁目のアベニューCとDの間にあるナザレス・ハウジングは、ホームレスなどに宿泊施設を提供している。このシェルターが、ソーラー・ワン社などの業界3グループから成る慈善団体、アフォーダブル・ソーラー・ニューヨークから、このほど安価でソーラーパネルを譲り受けることになった。
これにより、光熱費を月に160ドルほど節約することができ、浮いた年間2千ドルの資金を地域のために役立てることができる。さらに、ソーラーパネルにより、シェルターは太陽光という持続可能な自然エネルギー利用への転換を行い、環境問題に取り組む先駆けとなるという。同シェルターのマイケル・キャラハン氏は、「貧困層も代替エネルギーの恩恵を受けるのは、意義深い。われわれの価値観とも合致する」と語る。
設置は、来年の夏までには完了する予定。同団体では、今後も同地域を中心に、非営利団体のシェルターなどにソーラーパネルを設置して、地域の活動に貢献したいとしている。