不動産の賃貸や売買はもちろん、日本企業のニューヨーク進出を多数手掛け成功へ導き、また、きめ細やかなコンサルティングにも定評のある住友不動産販売NY。同社の大石究(おおいし・きわむ)社長に、昨今の動きと2017年の展望を語っていただきました。
購入から相続まで、長期サポート
−2016年を振り返って、いかがでしたか。
さほど大きな動きはなく、商業やレストランは相変わらず、日本から来たいという声が非常に多かったです。
−新たに始めたことなどはありましたか。
ここ3、4年、日本からニューヨーク進出を狙う飲食店などの企業向けのセミナーをやっていましたが、こういう相談は紹介から受けるようになってきたので、今年は代わりに、日本の方がニューヨークに不動産を購入するための投資セミナーをやりました。(日本で)高齢化が進む中で、そろそろ相続の準備が必要
という方は多いです。なので、今回は弁護士と会計士も呼んで、名義変更など相続関係の話をしました。
−それは喜ばれそうですね。
話を聞くと、皆さん「そうなんだよね」と納得される。また、弊社は今、プロパティマネジメントにも非常に力を入れており、投資する際には良い物件を買っていただき、10年20年と不動産価値が下がらないような維持・管理ができる体制づくりをしています。単純な投資セミナーで入口だけ開くのではなく、最終的な出口を相続と考え、入口から出口まで面倒を見ますとお話ししました。
−投資セミナーの感触はいかがでしたか?
「出口まで考えてサポートしてくれるのはうれしい」というお言葉をいただき、好評でした。
−2017年の方向性はいかがでしょう。
トランプ次期大統領の動きが分からないので、方向性を慎重に見極める時期だと思っています。今のビジネスを安定させて、まずは様子を見ます。
−大石社長個人の野望、夢などをお聞かせください。
口コミが非常に重要で、「大石さんのところでやると良いよ」と皆さんからの紹介が紹介を生みます。そこでまた成功して、次の話をいただく。会社としても私個人としても大変だけれどやりがいがあり、2017年は、そういう投資家さんたちとの絆をより深めていきたいと思っています。
−これから投資を考えている方に一言お願いします。
投資は自分のタイミングだと思います。タイミングを見極めたら、そこからわれわれがきめ細かくサポートしていきます。弊社には「住友」という信頼できるブランド力があり、実績を含めて不動産の中でも広いジャンルに対応できる組織力を持っているので、ぜひ安心してお任せください。
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