EVの充電ステーション増設 温室効果ガス削減を目指して

 9日付のメトロ・ニューヨークによると、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は8日、年頭目指して教書の中で、電気自動車(EV)をさらに普及させることを目的として、州内に充電ステーションを増設する具体的な計画を明らかにした。
 州を横断する全長570マイル(約920キロメートル)のニューヨークステイト・スルーウェーには現在、充電ステーションがわずか4カ所しかなく、ニューヨーク市から州都オールバニまでのハドソンバレー沿いに集中している。さらに69カ所を追加し、加えて企業などの500カ所で増やす計画だ。知事は、「州内のほぼ全域をカバーする充電ステーション網を確立したい」と抱負を述べている。
 充電ステーション増設計画は、温室効果ガスを2030年までに1990年のレベルから4割削減するという公約の一環でもあり、知事は、「州は全米でも最もグリーンな政策を打ち出した州の1つ。温室効果ガス排出ゼロのEVを支援するため、インフラ整備に積極的な投資を行う」と意気込んだ。ただし、このための予算については、現在の時点では明らかにしていない。
 州陸運局によると、昨年末の時点で、州内で登録されたEVは、2600台だという。

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