FDNY100年ぶり記録 火事死亡件数、最少

 9日、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長と市消防局(FDNY)は共同で記者会見を開き、2016年度は火事による死亡件数が、この100年で最も少なかったことが分かった。件数は48だった。
 前年比で19%の減少だという。最も多かったのは、1970年で310件だった。
 取材に対し、FDNYの広報担当は、全米規模の火災報知機設置プログラムの導入や、緊急性の高い通報における救急医療の応答時間が前年比で21秒早くなり向上したことなどを挙げ、「テクノロジーの発展やFDNYのチームワークなど、複数の要素が良い結果を生んだ」と述べた。

マンハッタン区チャイナタウンの消防署で記者会見する市長ら=9日 (photo: Ed Reed/Mayoral Photography Office)

マンハッタン区チャイナタウンの消防署で記者会見する市長ら=9日 (photo: Ed Reed/Mayoral Photography Office)