12日付のニューヨーク1によると、マンハッタン区のレキシントン街59丁目の地下鉄駅入り口のサインから、ようやく「Q」の表示が消えたという。
地下鉄Q線は、2番街を通る新たな線路の開通に先立ち、昨年11月から同駅には停車しなくなった。Q線は、レキシントン街63丁目駅を通過して2番街に入るようになり、同駅には代わりにW線が止まるようになった。それにもかかわらず、レキシントン街と60丁目の入り口などのサインには「Q」と表示されたままだった。利用者からは、「サインに従って来たのに、Q線は走っておらず、大混乱した」などの苦情が聞かれた。
この怠惰とも言える対応の遅れについて、同メディアが10日に報道すると、ニューヨーク州都市交通局(MTA)は「早急に対応する」とし、12日、サインはやっと正しい案内に変えられた。
2番街の開通に伴い、さまざまな路線で変更が生じたため、MTAは1300枚以上のサインを変更したという。同駅の利用客は、1日平均約7万人。500近くあるMTAの地下鉄駅の中でも利用客の多い駅トップ10に入ることもあって、この表記には「あまりにもお粗末」との批判が数多く上がっていた。