18日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市内で最も道路の状態が劣悪なのはクイーンズ区キューガーデンということが17日、分かった。
市交通局がまとめた2014、15年の調査において、同地域内にある舗装道路のうち、問題なく走行できる「良好な状態」と判断されたのは28.2%にとどまり、66.4%が「可」、残る5.4%が「劣悪な状態」の評価を受けた。同地域の道路状態は市内の地域別ランキングで188位の最下位となり、インフラ事情の問題が浮き彫りになった。そのほか、舗装道路の大半が同様に「可」もしくは「劣悪な状態」と判断されたのは、ブロンクス区のパークチェスターやスタテン島のステープルトンだった。
クイーンズ区第9地域委員会の代表によると、問題となっている道路の一部は最近、排水管工事のためにコンクリートが剝がされているが、数カ月前から舗装工事が始まり修復の途中だという。
同局の職員によると、道路の状態を診断する際は凸凹やひび割れなどの有無を基準に、道路の半分以上にそれらがみられる場合は劣悪な状態と判断される。市内の全舗装道路全体で劣悪な状態の道路は0.6%だという。