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ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長と市教育局(DOE)のカルメン・ファリーニャ局長は17日共同で記者会見を行い、市内公立高校のAP(Advanced Placement)テストの受験者数と合格者数が2016年、過去最高を記録したと発表した。
大学の教養科目レベルの内容を学習し受験するAPテストは、生徒の大学進学を支援する上で重要な指標。昨年、市の公立校では少なくとも1科目を受験した生徒の数が前年比8.4%増の4万4906人、合格者数も前年より8.2%増加した。
受験者で最も増加したのは人種的マイノリティの生徒で、黒人受験者が14%以上増え、少なくとも1科目に合格した生徒は18%増えた。ヒスパニック系でも、それぞれ約10%増加した。
市では同テストへの受験率を増やすため、昨年より「APフォー・オール」プログラムを推進し、マイノリティの生徒が多い学校を中心にテスト対策クラスを増やし、支援を強化した。今回の成果はこうした支援が実を結んだもので、統計では数学のAPクラスがある高校は、15年には全体の半分以下、科学でも約半数だったが、翌年にはどちらか少なくとも1つある学校が70%以上に増えた。
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