ニューヨーク州都市交通局(MTA)が今年3月からメトロカードの値上げを実施する計画において、初乗り料金を現行の2.75ドルから3ドル(約346円)とする可能性が高いことが19日、分かった。各メディアが報じた。
MTAは昨年、翌春からの7日と30日間の乗り放題メトロカードについては値上げとその料金を決定していたものの、初乗り料金においては、2つの案の間を揺れ動いていた。案の1つは、2.75ドルを据え置きに5.50ドル買うごとのボーナスを11から5%に下げるもの。もう一方は、3ドルに引き上げ、最低6ドル購入したときのボーナスを11から16%に上げるものだった。
MTAは取締役会に、初乗り3ドル案を提出および推薦するとみられているが、MTAの代表は、「まだ最終決定ではないことを強調」し、25日に開かれる取締役会で投票が行われたのち決定するという。
最終決定の案がどちらにせよ、3月19日より値上げは実施される。ニューヨーカーたちはこれらの報道に飛び付き、ソーシャルメディア上では「汚くてすぐ遅延する地下鉄になぜこんな高額を払わなくてはならないのか」などの声が上がった。