20日付のニューヨーク・デイリーニュースによると同日未明、クイーンズ区を走行中の電車内で眠っていた男性(30)に火を付け、やけどを負わせたとして男子高校生(18)が逮捕されたことが分かった。
事件が起きたのは同午前2時半ごろ。地下鉄G線内でヘッドホンをしながら眠っていた男性の右腕にクリストファー・ジャクソン容疑者が火を放ち、逃走した。同区ロングアイランドシティのコートスクエア駅に到着後、容疑者が電話越しに「人に火を付けた」を話しているのを駅の職員が聞き、警察に通報。容疑者は暴行や放火の容疑で、その場で逮捕された。
右の手と腕に第2または3度の大やけどを負った男性はニューヨーク・プレビステリアン病院に搬送され、治療を受けた。男性の名前は公表されていない。
警察によると、容疑者が逮捕されたのは今回が初めてではないという。2015年にはクイーンズ・テクニカル・ハイスクールで当時15歳の生徒と喧嘩になり、逮捕。また、昨年10月19日には同地域でごみ箱やフェンスに火を付けたとして放火の容疑で、さらに同12月6日にはカッターナイフを使ってタイヤに穴を開け、パンクさせた容疑で逮捕歴がある。