19日付のメトロ・ニューヨークによると、ブルックリン区のイーストニューヨークとブッシュウィックが、ニューヨーク市内における今年の不動産ホットスポットとして浮上しているという。
不動産サイトのプロパティ・シャークスが今月まとめた「プロが選んだ2017年のホットスポット」によると、最も注目すべきは同区イーストニューヨークで、ブッシュウィックがそれに続いた。イーストニューヨークは、同区でも犯罪発生率の最も高い地域。そうした背景から昨年、不動産売買の中央値は33万9千ドル(約3840万円)程度だった。隣接するベッドフォード・スタイブサントの半値以下と割安なことに加えて、ビル・デ・ブラシオ市長による低価格住宅を増やすプログラムを実施するのに伴い同地域でも開発が活発になり始め、注目を集めている。
市が所有する低価格住宅などの開発予定地「Dismore-Chestnut」地区の空地には、数千戸のアパートや市立学校、さらにコミュニティセンターもできる計画で、特に注目度が高い。
同区選出のラファエル・エスピナル市議会議員は、「この開発によってイーストニューヨークの活性化を推進したい」と意欲をみせた。