死因は虐待死か? クイーンズ区で死亡の5歳児

 23日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、クイーンズ区ジャマイカのインウッド通りに近い109アベニューの住宅で22日午後4時ごろ、通報を受け駆け付けたニューヨーク市警察の警官(NYPD)が、部屋の中で意識を失い倒れている、この家に住む5歳の男児を発見した。
 発見されたのはマイケル・グズマン君。救急隊員がグズマン君をジャマイカ病院へ搬送したが、間もなく死亡が確認された。通報したのは29歳の母親だったという。
 NYPDの発表によると、グズマン君の身体に外傷はなかったが、発見時には既に冷たかったとの報告があり、警察が到着する前に死亡していた可能性が高い。このため、遺体を司法解剖して死因を突き止める方針だ。
 関係者の話では、グズマン君の家庭では過去に家庭内暴力の通報があり、両親は捜査の一環として事情聴取を受けている。
 近所の住民は「救急隊員は男の子をストレッチャーではなく抱えて救急車に乗せ、サイレンも鳴らさず行ってしまったので、手遅れなのかもしれないと思った」と悲しみを表した。また、グズマン君の家庭について「複数の子どもがいる普通の家族。グズマン君を含む兄弟姉妹は近所の子どもたちとよく遊んでいた」と述べた。

Dsun_PROOF(2017-01-24 6.03.20 PM)