コカイン大量密輸認める QU区レストラン経営者の妻

 23日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、大量のコカインを密輸した疑いで起訴されていたクイーンズ区のレストラン経営者の妻が同日、罪状を認めたという。
 同区コロナにあるレストラン「クチーノ・ア・モド・ミオ」の経営者グレゴリオ・ジグリオッティ元被告(60)の妻エリオノラ元被告(56)は、コスタリカから同店宛てに送られたイモの積荷の中に、110ポンド(約50キログラム)以上のコカインを紛れ込ませ密輸した疑いで、ブルックリン区の連邦裁判所に起訴された。3月から裁判が予定されていたが、罪状を認めたため、最短の量刑となる5年間の実刑および16億2500万ドル(約1850億円)没収の判決が言い渡された。
 同裁判所のレイモンド・ディアリー判事によると、最高17年半の実刑判決を科すこともできたといい、裁判となった場合は、終身刑の可能性もあったという。元被告の家族は、マフィアのジェノベーゼ家と関連を持ち、イタリアの犯罪組織ンドランゲタの麻薬流通ルートを持っていたものとみられている。
 検察側によると、元被告は2014年、コスタリカに渡航し、36万ドル(約4100万円)以上の現金を麻薬密売組織に支払ったという。
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