25日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市小企業局はこのほど、現在無職で学校にも通っていない18~24歳の若者を対象に、市内の有名レストランで研修する機会を提供する新しいプログラムを発表した。
市内人気店の料理が特別価格で楽しめる「冬のレストランウィーク」の開始に合わせて発表された同プログラムは、50人の研修生が「イータリー」や「モモフク」など有名店のキッチンで、エントリーレベルの仕事に就けるよう実地訓練を受けるというもの。研修生はまず、上司や客との接し方など基本的な社会知識を学ぶ研修を1週間受けた後、それぞれのレストランへ派遣され3カ月の研修を受ける予定で、給料も支払われるという。
上記のほか、ユニオンスクエア・ホスピタリティーグループの「グラマシー・タバーン」や「ザ・モダーン」、カフェチェーンの「ル・パン・コティディアン」などの人気店が参加している。
発表に際し、ビル・デ・ブラシオ市長は「就業や就学の機会に乏しい若者に、キャリアを積むために必要な技能と経験を身に付ける機会が提供でき、レストラン業界のリーダーたちからの支援に感謝する」と述べた。